F1全史 第14集 2016-2021
A4判上製 160頁
激動するF1の歴史を再検証
[ メルセデス独走時代の終焉とホンダ悲願の王座獲得 ]
コロナ禍に揺れたF1。脱炭素問題からホンダは活動終了を決断
その最終年にフェルスタッペンが絶対王者ハミルトンを打ち破る
2014年から連覇を続けるメルセデスでは、ロズベルグが一矢報いるもハミルトンの絶対王権が続く
長く対抗馬だったフェラーリは何度か王座に肉薄するも、燃料流量違反疑惑から凋落し
マクラーレンからトロロッソ~レッドブルにパートナーシップを変えたホンダが徐々に力をつけ追撃開始
新型コロナウイルスの世界的感染拡大でF1界も大きく揺さぶられ、数々の開発凍結が採られるなか
参戦最終戦で劇的な王者交代──F1を巡る環境が激変し、再び世代交代が進行した6年間の記録
メルセデス独走の裏側では、ドライバーの新陳代謝が加速し世代交代が進んだ。
ニコ・ロズベルグの引退が契機になり有能な若手が台頭するタイミングが訪れた。
振り返れば、後のトップドライバーの登場はF1史上大きなトピックと言えるだろう
最も象徴的なのは2016年にレッドブル昇格を果たしたマックス・フェルスタッペンが、
メルセデスの同士討ちに助けられたとはいえF1史上最年少優勝を成し遂げたことだ。
その後、チャンピオンにまで昇り詰めるフェルスタッペンから始まり、
若手ドライバーが名を連ね元チャンピオンといった実績あるベテランがトップチームから名を消していったのが、
この6年間だった──本文より
■既刊シリーズ
第1集 / 1986‐1990 [ターボの終焉とホンダ専制時代]
第2集 / 1981‐1985 [もっとパワーを! ターボ化と政争の渦の中で]
第3集 / 1976‐1980 [空力を求めて/王者ラウダの光と陰]
第4集 / 1971‐1975 [名手スチュワートの退場/若手精鋭たちの新時代]
第5集 / 1966‐1970 [3リッターF1の開幕/ホンダ挑戦期の終わり]
第6集 / 1991‐1995 [巨星墜つ! セナ不在で揺れるグランプリ界]
第7集 / 1961‐1965 [充実の“葉巻型"1.5?時代/クラークとロータスの蜜月]
第8集 / 1956‐1960 [ファンジオの覇権/ミッドシップ革命]
第9集 / 1950‐1955 [F1世界GPの夜明け/メルセデス無敗神話]
第10集 / 1996‐2000 [新世紀への序章と“対" シューマッハー時代]
第11集 / 2001‐2005 [絶対王者シューマッハーの君臨とジャパンパワー]
第12集 / 2006‐2010 [混沌の覇権争いと日本チームの撤退]
第13集 / 2011‐2015 [一強時代到来とホンダF1復帰]